発熱、咳、鼻水・鼻づまり、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢、便秘、けいれんなどの症状について診察・治療を行っています。
小児科では、次のような病気についても診察を行っていますので、何か変だと思われることや心配なことがございましたら、是非一度ご相談下さい。
小児科
発熱、咳、鼻水・鼻づまり、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢、便秘、けいれんなどの症状について診察・治療を行っています。
小児科では、次のような病気についても診察を行っていますので、何か変だと思われることや心配なことがございましたら、是非一度ご相談下さい。
かかりつけ医として、そのお子様ひとりひとりにあった、テーラーメイド医療を実践していきたいと考えています。また、抗菌薬の投与は、必要な時に必要な量を適切に処方していきたいと思います。
インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、毎年、冬に流行します。かぜよりも症状が強く、飛沫感染でうつります。予防接種で発症率や重症化を抑えることができるとされています。
A群溶血性レンサ球菌の感染により起こります。発熱と全身倦怠感、咽頭痛がまず起こり、吐き気を伴う場合もよくあります。いちご舌や扁桃腺の腫大、軟口蓋の点状の出血、体を中心にかゆみを伴ったびまん性の赤い発疹を認めます。急性糸球体腎炎やリウマチ熱などを合併する場合がありますので、きちんと治療する必要があります。
マイコプラズマによる呼吸器感染症でかぜに似た症状を示しますが、年長児や学童の長引く咳を認めた場合には本疾患を疑う必要があります。飛沫感染により保育園や幼稚園、学校、家庭などで感染します。
百日咳菌の感染で起こる急性の呼吸器感染症で、特有の咳発作を認めます。母親から免疫が移行しないため乳児期に感染するケースがあり、無呼吸発作で呼吸を止める可能性があります。このため、百日咳に対するワクチンを含む4種混合ワクチンを生後3ヵ月から接種することが大切です。近年、小学校に通う頃にワクチンの抗体価が低下し感染する児童が増えたことから、就学前に3種混合ワクチンの追加接種が推奨されています。
RSウイルスは生後6ヵ月~2歳位までの乳幼児に感染し、咳嗽・喘鳴・呼吸困難を引き起こします。
いくつかのウイルスによって起こる病気です。夏に流行することが多い感染症で、口の中や手足に水疱性の発疹ができ、発熱する場合もあります。ほとんどの場合、症状は軽くすみますが、重い症状がある場合には合併症を起こす危険性があります。
乳幼児を中心に夏に流行する病気で、発熱や咽頭痛を訴え、口腔粘膜に水疱を認めます。いくつかのウイルス感染で起こるため、同じような症状を繰り返すことがあります。
アデノウイルス感染によって、咽頭炎や結膜炎をおこします。プール熱という名前がついていますが、適切な塩素量を保っているプールの水からうつることはほぼありません。接触感染や飛沫感染でうつり、感染力が強いのが特徴です。石鹸で手をこまめによく洗うようにしましょう。
両頬がリンゴのように赤くなるため「リンゴ病」と呼ばれています。両頬が赤くなる前にかぜのような症状を認め、レース様の紅斑が四肢や体幹に出る場合があります。妊婦が感染した際には流産の可能性があり注意が必要です。
ウイルスによる皮膚感染症で、皮膚のバリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎や乾燥肌の方がかかりやすい病気です。子どもの場合、抱き着いたり、浮き輪やビート板を共有することによってうつると考えられています。
黄色ブドウ球菌などの細菌感染によって起こります。痒いからと掻いてしまうと、その手を介して身体の他の部分にも広がっていきます。アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏症などがある子どもでは、皮膚のバリア機能が低下しているだけでなく、皮膚に細かい傷が多いので、とてもうつりやすくなっています。
水痘・帯状疱疹ウイルスの初感染によって起こります。発熱や倦怠感があり、発疹ははじめ小さな丘疹で、水疱からかさぶたへと変化します。現れる場所は頭皮を含めた全身で、痒みを伴います。空気感染を起こし、感染力の強い病気です。治った後もウイルスが体内に残り、長い期間を経て帯状疱疹を発症するケースがあります。
ムンプスウイルスの感染によって起こります。片側か両側の耳下腺や顎下腺が腫れるのが特徴で1~2 週間で回復しますが、髄膜炎や脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などの合併症を起こす可能性があります。
麻疹ウイルスの感染によって起こります。かぜのような症状が出てから一旦解熱し、口の中に白い斑点(コプリック斑)が出てから再び高熱を認め、全身に赤く小さな斑状の発疹が現れます。発疹は回復してくると色素沈着として残ります。感染力は非常に強く空気感染を起こすので注意が必要です。合併症のほとんどは中耳炎で、まれに肺炎や脳炎を起こす場合があります。
三日ばしかとも呼ばれる感染症で、患者の鼻水に含まれる風疹ウイルスとの接触やくしゃみによる飛沫で感染します。症状は発熱、耳の後ろのリンパ節の腫れ、発疹です。発疹では軽い痒みを伴う紅斑が現れますが、麻疹(はしか)と違い融合せず、その後の色素沈着も起こしません。妊婦が感染すると先天性風疹症候群となり、胎児に先天異常をもたらすので注意が必要です。